「〇〇は俺の嫁」という言葉がネットで流行りましたが、実際に漫画に出てくるヒロインは可愛いですよね。漫画によっては、「このヒロインがいなければ成立しない」と言われる名ヒロインも多いです。
そこで今回は、僕が個人的に「この子は間違いなく名ヒロイン!」と断言できる女の子キャラを厳選してみました。
僕の趣味もわかってしまうので、若干のこっ恥ずかしさはありますが(笑)もし好みが似ていて、ここに掲載されていないヒロインがいたらこっそり教えていただければ嬉しいです。
この漫画のヒロインに惚れた!選ばれし女子たち
一度恋した女子を忘れることがないのが男というもの。そんな「この子には惚れたぜ!」という女子を、順不同でご紹介。
藤崎あかり(ヒカルの碁)
ヒロインとしての登場回数でいうと、そんなに多くない。というか、少ない方に入ってしまう。それでも彼女の可愛いところは、彼女自身の振る舞いにある。
それは好きな男子である主人公ヒカルに、何かとくっついていく事。ヒカルが囲碁に興味を持てば囲碁を覚え、碁会所にまで通う。囲碁部に入れば一緒に入る。つまり影響されやすい女の子であることが分かる。
さらに甘え上手なのもポイント。囲碁を打って欲しいと、プロになったヒカルにも動じることなく頼んでみる。好きな人と一緒にいたい思いが、ピュアに伝わる素敵なヒロインだ。
葦月伊織(I”s)
女の子を描かせると、右に出るものはいないのでは。桂正和の作品を読む度に、そう思ってしまうほど可愛い女の子を描くのが上手い。
中でも、I"sは最高傑作と言えるほど、可愛いヒロイン葦月伊織がいる。本作はサブヒロインたちも可愛いので、その混戦から頭ひとつふたつ抜けた強さがより輝いて際立っている。
そもそも伊織は、雑誌でグラビアに出るなど、すでに芸能事務所に所属していた。「学園物のヒロインかと思ったら、もうプロですやん」という話。でも可愛いので推すしかない(笑)
宮園かをり(四月は君の嘘)
登場時は、いかにも「イケてる私かわいいでしょ?」感が出ていて、個人的には苦手だなと思った。有馬公生(主人公)がおとなしいので、強く出ているように見えたのもある。
でも本当は違っていて、彼女は可愛くなるための努力をして、さらに勇気を振り絞って公生に近づいている。この健気さが、宮園かをりだったなと思うと涙が出てくる。ラストは泣いた(涙)
作中では、その時々の心境に応じた色んな彼女を見ることができる。というか、隠しきれなくなっていく彼女だから惚れたのだ。実際にこんな子がいたら、やっぱり恋しちゃうんだよなぁ。
月島青葉(クロスゲーム)
ヒロインとして格好たるポジションを確立している青葉。ツンデレ具合というか、素直じゃないし言葉にしないけど、コウを健気に応援していることが伝わる描写がいい。
散々語られているが、コウのついた3つの嘘を、彼女が解釈していくシーンは鳥肌モノ。青葉が受け止めた想いの形は、数ある名告白シーンの中でも思い出に残る。
野球部員として頑張っていたのも可愛い。マネージャーや他の部に所属していたら、そもそも漫画が違ってくるのだけど。こんなに「嫌い」と言われたくなるヒロインは彼女くらいだ。
大野晶(ハイスコアガール)
ヒロインの女の子と言えば、あれこれ喋ってナンボだと思っていないだろうか。好きだの愛だの恋だの。しかし、大野晶は乙女チックに話すことがない。
話せない訳ではなく、好きな気持ちを態度で表現する女の子なのだ。それが彼女の可愛らしさを増幅させており、作者の選んだ表現にもなっている。頷いたり、怒ったり。それだけで気持ちが伝わる。
主人公・ハルオも、大野の態度を見て彼女の気持ちを汲むシーンがいくつもある。無口だけど、態度は女の子。なかなか見られないヒロインとしての在り方を見せつけられた。
水谷香月(KATSU!)
女に生まれなければよかったと悔やんだ彼女。だけど、女に生まれてくれたことで男性読者には夢を与えた素敵なヒロイン。ブレのない清純派女性で、男心を震わせる力が強い。
女子としてボクシングに限界を感じるも、テクニックと努力で本気で男子に勝ちに行く姿とか。この人(男)と思ったら、一途に追いかける可愛らしさとか。恋のライバルには対抗心メラメラなとこも。
どこを切り取っても、水谷香月は可愛いヒロインとして輝いている。来世があるなら、男として生まれてきてボクシングを思い切りさせてあげたいと漫画キャラに対して願ってしまうほど。
妻(妻に恋する66の方法)
作者の妻を題材にしており、ヒロインとして登場しているわけではない彼女。実写ベースで描いているので、ヒロイン色は薄め。実生活が見えるので、妻であり母として描かれている。
しかし可愛いのは事実。作者である福満氏に取って、そして読者に取って。間違いなくヒロインと言える可愛らしさで、読んでいる側も「こんな人が妻なら毎日が楽しそう」と結婚まで考えてしまう。
九州の方言使いで、スタイルもぽっちゃり。意味不明な天然行動を取るなど、漫画として多少の脚色はあれども気になる女性。人妻だけど、読者が恋に落ちる女性はみんなヒロインでいいじゃないか!(笑)
ナツ(なにわ友あれ)
大阪環状線を走る不良・テツヤの彼女。可愛いルックス&巨乳のヒロイン。そして、連載開始当初は未経験ということもあって、古風な女性に見えてとても好きになった(笑)
そこまでしなくて良くない?というシーンも多く、例えばテツヤの身の回りの世話をしていたり。僕はそういうのがありがたいが、これは男をダメにする女の典型にも見えてしまうほど。
ただ流されやすいところがあって、ナツの未経験は彼氏のテツと・・にならなかったのは衝撃。それは無い!とショックを受けたが、逆に女心の難しさをリアリティに描いていたとも言える。
ビーデル(ドラゴンボール)
ブウ編に入って登場のビーデルさん。世界チャンピオンのミスター・サタンの娘。ベストシーンは、悟飯に髪を切ったほうが良いと言われて、素直に受け取ったら勘違いだった場面。
「ショートの方が悟飯くんの好み?」に対して、「短い方が戦いやすい」と返すのは、悟版ならでは(笑)セルを倒したのも、実は父親(サタン)ではないと気づくなど察しが良い。
ドラゴンボールでは最後の方に出てきた女性キャラだが、可愛いヒロインとして印象づけるだけの力は確実にあった。悟飯に寄せる行為がモロバレなところは素直で可愛い。
古賀春華(H2)
H2のヒロインは、雨宮ひかりと古賀春華の二人だが、考える余地なく古賀派。理由はたくさんあるが、要所で見せる好きな男子へのアプローチが控え目なのにしっかりしている点。
デートの待ち合わせに来ないことを責めず、「待つのもデートのうち」と楽しんでいたこと。倉庫に閉じ込められたピンチを助けた国見へのお礼のキス。国見からのアイラブユーの受け止め方。
想いを寄せる国見には、雨宮への気持ちが吹っ切れていないことに気づきつつ、それでも健気に支えていたのは見ていて心苦しかった。連載終了のその後は描かれていないが、彼女が幸せになっていることを祈る!