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1巻で完結するおすすめ漫画【忙しくてもサクッと読みたい】

2019年10月7日

漫画を読みたいけど時間がない

ストレス発散に漫画を読みたいけれど、長編になっていて読む時間が取れそうにないという方は多いですよね。かといって、速読なんかやってたら十分に楽しめないですし・・。

そこでおすすめなのは、1巻で完結する漫画を読むことです。単行本1冊で読み終えられるため

  • 読むことに時間がかからない
  • 精神的に気軽に読み始められる
  • 1冊なので安く楽しめる

などなど、メリットを上げればキリがないですが、サクサク読みたい忙しい人向けなのは確かです。ここでは、僕が読んだ1巻完結マンガをおすすめして行きます。

1巻で終わる漫画レビュー【時間がない方向け】

雨宮鬱子の証券会社で働いたらひどい目にあった 雨宮鬱子

パワハラ&ノルマが酷い証券会社で働いた作者の実録体験談。あまりにも酷い労働現場で、メンタル不調を起こして鬱病になった過程を描いている。

ノルマ主義の仕事になるほど、顧客を無視するケースが多くなってしまうのだろう。女性ということもあるのか、めちゃくちゃドロドロしている。上司とか鬼ババアのような描き方になっていたのは笑った(苦笑)

金融商品のリスクをごまかし、高齢者に対して騙すような売り方をする実情にも触れている。「金融商品は売らせるのではなく買わせる」とか。こんなフレーズが作中を読み終えてからも残る怖さがあった。クズな体質だなぁ・・と。

カジカ 鳥山明

正直なところ、ありきたりなストーリー。キツネを殺してしまったが故に呪われたカジカが、呪いを解くために1000の命を助ける旅をしている。呪いを解く過程で敵と戦ったり、困った人を助ける王道ストーリー。

そのため、敵と戦うことを含めてお約束な感じは否めない。しかし、それでも作品として成立しているのは鳥山明の画力とテンポの良い構成。展開などが読めやすくても、面白くするセンスに卓越しているからだろう。

つまり鳥山明ファンなら面白く、それ以外の人が読むと微妙に感じるかもしれない作品。もちろん自分は鳥山先生のファンなので、バトルシーンを含めてワクワクしながら読めた。

銀河パトロール ジャコ 鳥山明

銀河パトロール隊員であり、自称エリートのジャコの物語。地球まで乗ってきた宇宙船が故障してしまい、直すために奮闘する様子がおおまかなストーリーとなっている。

文句なしに面白く、鳥山明ファンなら誰もが楽しめるので詳細は言わない。シュールコメディ的な笑い要素から、困っている人を助けるといった優しい話など、期待を裏切らないからだ

知っておくべきは、ドラゴンボールのスピンオフ作品が掲載されている点。ドラゴンボール好きなら絶対に読んでおくべき話で、悟空が地球にやってくる前のエピソードがおまけだが読めるようになっている。

COWA! 鳥山明

「おばけ風邪が流行しているから薬が必要」という分かりやすい設定。その薬を手にするために、おばけと人間が協力するというシンプルさがとても良い。まるで絵本のような世界にいざなわれる。

漫画が理解できる年齢になったら、誰でも面白く読める作りにしてあるのだ。子供向けのような展開だが、大人が読んでも感動できると言うべきか。優しい気持ちになれる名作と呼びたい

鳥山明が描いているので、求められている内容とは違うだろう。ただ、その期待をいい意味で裏切り、読者に別の意味での感動を届ける。「活火山」というワル優しい性格のキャラを使っているのは絶妙だ。

さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ 永田カビ

生きづらさを感じながら日々を過ごしていた作者が、レズ風俗に行ってみることで自分を解き放てるのではと動いてみた系のレポート。具体的なレポ漫画というより、作者のメンタル状態を多く描いている。

タイトルや表紙を見ただけではわからない、なかなか真面目で重い内容。自分も作者ほどではないが、生きづらさや心の開き方など共感できるところはあった。作品は、読み始めた動機とは違った内容だったが。

「誰かに抱きしめられたい」というメッセージが、作者の思いを凝縮したひと言になっている。いきなりレズ風俗はハードルもあったかと思うが、作者が行ってよかったと思えたなら結果オーライ。ただし人は選ぶ作品。

SAND LAND 鳥山明

砂漠の国に水がない。水源は国に管理されている。それなら幻の泉を探し出そう。だけど国王軍が邪魔してくる。何か変だぞ?これはひょっとしてバレると都合の悪いことがあるのでは?

こんな感じでシンプルなまでのストーリーを鳥山明テイストで盛り上げていく。まるでゲームの世界観で冒険しているような、次を進めて行きたくなるストーリー性が込められている

国が隠している事情や、その国に対して挑んでいく悪魔王子の存在とか。本当にどの角度から見ても、ワクワクさせてくれる1冊。話の起承転結が、これでもかと美しく仕上げている作品。

志乃ちゃんは自分の名前が言えない 押見修造

吃音があるため、声を出したい時に出せない女子の物語。これは実際になった人にしかわからないのだろうけど、読んでいて心苦しい物がある。僕も緊張すると声が震えるので、近い気持ちを感じた。

周りに笑われる苦悩とか、対処をどうしたらいいのか分からないこととか。それを志乃ちゃんは悩んでいるのだけど、そこで理解してくれる子(加代)が現れる。

吃音に限らず、理解者がいる意味は大きい。悩みを理解されず一人で抱えてることも多いので。でもこの理解者である子に対して、志乃ちゃんが・・この先はネタバレなので読んでみて欲しい。

SHORT GAME ~あだち充が短編で紡ぐ高校野球~ あだち充

あだち充作品の中では、たまらない面白さがあるとは言えないのが本作。長編ストーリーではないため、じわじわ押し寄せるあだち作品の魅力が伝わりにくいのは仕方がないが。

しかし、あまり刺激がなくとも、ごく平凡な日常。それも、エースなどスターではなく、控え選手など裏方のエピソードに触れることに意味がある。本作はそこが魅力なのだ。

目立ちはしないけど、チームを支えているメンバーは、それだけ大事にされるべき存在。短編ドラマのような、そんなやり取りが多く掲載されていて、大人に向けた作品とも言える。

ショートプログラム ~ガールズタイプ~ あだち充

過去にあだち充先生が描いた作品を短編でまとめている。これぞ昭和の漫画という感じで、風呂屋を舞台にしていたり、文通の話が出てきたり。古き良き時代の恋愛観が好きならおすすめ

「ガールズタイプ」とサブタイトルには入りつつも、そこまで女子を全面に押し出すわけでもなく。あだち充にありがちな、ばちくそのスポーツモノとか。そういう括りにならないだけだ。

男女の恋物語をテーマに描かれており、オムニバス形式で色んな表現を使っている。あだち充の描く女性が可愛いのは有名だが、別にこの作品だから特別に女子が描かれている訳でもないのでその点だけご注意。

じんべえ あだち充

義父・高梨陣平(じんべえ)と義娘・高梨美久の、血の繋がっていない親子コメディ。再婚した妻と死別したため、美久をじんべえが引き取って育てている。

血が繋がっていればそんなことにはならないのだけど、お互いが男女として意識するシーンなども含まれている。もちろん、深くは描かず匂わせる程度だが。気持ち悪いという人もいるが、個人的には問題なし。

本作はラストが良い。ストーリーはもちろん、最後の描き方が良かった。ネタバレになるので伏せるが、魅せる描き方をしているので興味があれば読むべき。

スイートプールサイド 押見修造

思春期になっても毛が生えてこない男子と、すでに毛が濃くて悩んでいる女子の物語。ジャンル的はちょい変態モノになっていて、女子が男子に毛を剃ってもらうことになる。

体中の毛を剃っていくのだけど、そのやり取りが思春期らしくてムズムズさせられる。普通に異性に石鹸を塗って行くんだけど、そんなこと中学生じゃまずありえない(笑)

「毛の処理を異性にやってもらうなんて!」というツッコミはさておき、ひたすら毛を巡ったやり取りを重ねる二人がなんだか羨ましくも思う。そんな中になるほどの関係って特殊だよね。

好きだけじゃ続かない 松田洋子

「好きだけじゃ続かない」と「平凡なヨウコちゃん」の2作がメイン。他はおまけ的な短編集。そのため、この2作をメインに感想として挙げるなら「平凡なヨウコちゃん」がおすすめ。

ダメ男と結婚したばかりに苦労する「ヨウコ」の生活を描いているのだけど、義父や義母との関係にも苦労させられてて。子供がいて大変な女性を取り巻く環境じゃない・・(汗)

半自伝的とのことで、あまりバレないように作り話も混ぜてるそうだけど。話を盛ってなかったとしても、現代社会を生きる若者には到底やれない生活風景。苦労話が好きな人向け

すこしふしぎな小松さん 大井昌和

「SF小説」が大好きな女子高生・小松さん。彼女の日常は、いつもSF小説のことばかり。SFのことになると、とにかく謙虚ガールになる。超オタクなのに「私なんかがおこがましい」と言い出す始末。

全く僕はSFを読まないが、1話読んだだけでSF小説ってそんなに面白いのか?と興味を惹かれたのは事実。作者自身、少しでもSF普及に努めようとしているのが伝わってくる。

SF小説好きな方なら、このブログで知る前に読んでいるとは思うが、知らないならチェックしておくべき。ちなみに、SF小説に興味がない人も楽しめるのでご心配なく。

テリトリー 此元和津也

作者を知っていないと退屈になる作品も多い。しかし、本作は作者のことを知らなくても、何となく笑って読める仕上がり。根底に笑いがあり、漫才好きな人には分かりやすい話だ。

セトウツミを読んでいて、その延長で読みたいという方。他にもシュール系の作品が好きという方にもおすすめできる。なぜなら短編集にありがちな、ハズレエピソードがほぼ無かったからだ。

全体的に暗い印象はあるも、その暗さをシュールギャグ風に描いている。明るく笑えるだと普通なので、暗くて笑えるという作風が好きならぜひ。

初恋甲子園 あだち充

エースで4番の沢村俊と献身的なマネージャー橘純子の青春モノ。甲子園を目指す若葉高校を舞台に、彼ら二人の初恋模様や、野球で勝ち上がっていくストーリー。

橘に想いを寄せるキャッチャー土橋がなかなかいい男。俊には前もって橘を好きなことを伝え応援してもらっていたが、結果的には奪われる。俊と橘の二人が仲良く飯を食ってるシーンにぶち当たるのはショック過ぎる(汗)

野球シーンは目立つ部分はないが、沢村や橘に土橋、沢村を応援する女性など、昭和古風な恋愛観が魅力的。甲子園に向けチーム一丸となるのだけど、その他ナインは完全なる脇役という感じ。でも嫌いじゃない展開w

HaHa 押切蓮介

作者自身の母親をテーマに描いた作品。母親の若かりし頃(子供時代から就職くらいまで)を、筆者が直接聞いたエピソードとしてまとめている。押切蓮介の作品には母親がよく出てくるので、作者が好きなら要チェック

本作における母・ノブエが、順風満帆な家庭育ちだとネタにならなかったはず。父親との確執などが描かれており、明るくニコニコした環境で育ったとも言い切れない話を自然に描いているのが良い。

色々あったんだろうなと思うと同時に、親との確執があろうともそこに家族愛があったことなどが表現されている。絵柄からは想像できない感動を得られるのは、なんとも不思議な感じだった。うちの母に似てるからかも?

ピコピコ少年 押切蓮介

めっちゃ僕の子供時代とリンクしている漫画(笑)僕だけでなく、90年代に学生だった人は、重なる部分が多いはず。実際、作者は1979年生まれだったからこそ描けた作品。

家庭用ゲーム機の代名詞となったファミコンや、ゲームセンターなどでの遊びをテーマに描いている。当時のゲーム信者を彷彿とさせる狂いっぷりがすごく、ノスタルジック不可避

当時は、ゲームにのめり込む子供と親の戦いも各家庭であったが、押切家ももれなくやりあってた(笑)押切作品における母親像がオニババに見えるのは、この時代の名残だろう。

ピコピコ少年TURBO 押切蓮介

前作ピコピコ少年の続編。待ってましたと言わんばかりの内容で、相変わらず幼少期の引き出しが多く脱帽した。なぜ、作者は当時をここまで鮮明に覚えているのか不思議でならないレベル

ちなみに、無印ピコピコ少年との違いは、女子意識や性への目覚め。エロゲーなどに興味を持ち始めるところ。購入するゲーム機も、ちょっとマニアックな物も入って来る。

作者の描く大人も相変わらず面白い。ちょっと暗いというか、怖いと言うか。近寄りがたい威嚇オーラを、おじさんおばさんキャラは放っている。子供目線だと大人は怖かったのでその影響かな。

ピコピコ少年SUPER 押切蓮介

語ればキリがないので絞ってレビューすると、押切少年とクラスの女子が両思い状態になっている。隠していたのか!?これを描くと、オタク層に支持を得られないので隠していたのか!?そう思った(笑)

と言っても、ちゃんとオチを用意してあったので、ゲーム三昧で女っ気のなかった男性読者も満足できる(笑)それでも作者の対応が変だったのは、子供だったからなのかな。女子は早熟だからね。

今作はゲーム以外にもアホなことをやっていたエピソードを掲載している。例えば誰がヘドロまみれの用水路を、ゴムボートで川下りするなどと想像しただろう。押切先生、あなたはやっぱり最高だ!w

ピコピコ少年EX 押切蓮介

ピコピコ少年ならぬピコピコ中年の領域に入っている作品。ハイスコアガール騒動の中で、ゲームネタを制限されながらも近況を描いている。面白さでいうと、過去のピコピコ少年のほうが面白い。

しかし、押切先生の少年時代に飽きている方には、逆に新鮮味を感じることが多くなる。友人の山田氏とのエピソードや、押切先生の仕事のこと。部屋にアーケード筐体を持ち込んだ話。

マンガ家としての彼を好きな方は目を通しておくべきと言える。特に作者に興味がないなら、無理をすることはない。絶不調時の糞袋ネタだけは鉄板化していて笑えた(笑)

冒険少年 あだち充

あだち充作品では珍しく、大人たちをテーマに扱っている。子供時代も描きつつ、タイムスリップしたり幽霊が現れたり。高校生やスポーツを使わないあだち充は、こういう話を描くのかという発見がある。

内容的には、子供時代に起こった出来事への引っかかりを、大人になって回収するという話が多い。当時の思いや気持ちに対する答えを描くと言うべきか。全体的にノスタルジックな包み方。

「空色アーチ」は唯一ながら野球を少し扱っている。空振り三振ばかりではあるものの、ひたむきに頑張る子供。そしてその想いを汲み取ってやれない父親。これはドラマ的で好きだな。

真夜中のパラノイアスター 押見修造

可愛い女の子を、危険な超能力を持ったオッサンが・・・する作品。押見作品の中でも異端で、デビュー当時だからこそ描けた狂気の証。短編として24ページで終わるけどインパクトは強烈。

女子に対する歪んだ認識が、オッサンの中で一気に溢れ出ているため、読者は圧倒されてしまう。押見先生のデビュー作なので、画力は微妙なところなのは幸い。

もしこれで絵が上手ければ、ただただ胸糞の悪いシーンが続くことになるので、正解といえば正解なのだけど。ダークファンタジー系に、ややコメディを足したような作品だった。

夢印 浦沢直樹

経営する工場が借金破綻したことで苦しむ父と娘。救済に乗り出したナゾの男と共に、絵画を盗み出す(一時的に隠す)計画を企てるクライム・サスペンス作品。

1巻完結の作品ではあるが、スピーディーに展開されるストーリー。舞台をフランスと世界をまたにかける壮大感。登場人物の面白さ(おそ松くんのイヤミ)など、非常に濃厚な仕上がり。

やろうとしていることは犯罪だが、そこは作品として綺麗に伏線込みでまとめているところは作者の力。下手な長編より、ずっとずっと重みのある内容を読ませていただき大満足。

めいしょう 大和ケイスケ

9歳の女子小学生がプロ野球チームの監督になるという話。美少女キャラと〇〇といった掛け合わせ作品は多いが、総じて内容が薄っぺらくなりがち。しかし本作はそんな心配はどこ吹く風。

野球好きでも知らないネタが多く、どちらかというと野球雑学というレベルの話まで盛り込まれている。あまりにもニッチな話だと、もはや内容が入ってこなかったり(苦笑)

ちゃんと元ネタもページの隅っこで解説されているあたり、読者に対しての親切さはあるので理解できないこともないのだけど。純粋なベースボール好きだけが読んで良い漫画だ。

零落 浅野いにお

主人公の漫画家・深澤は、連載していた作品が終わってしまう。悪いことは続くもので、離婚はするはスタッフとトラブルが起こるは・・最悪の日々に。虚無感を抱え落ちぶれる男を描く。

ちょっと掴みどころがないというと失礼だが、リアルな世界でも起こり得ることをそのまま表現している感じ。ただ上手く行かなくなった人間の、葛藤や無力感を見せられるというか。気持ちはよく分かる。自暴自棄になるんだ。

でもその雰囲気や世界観が良い。作品の中身を無理に作って、絶対に感動させなきゃいけないみたいな流れにしてないところとか。浅野いにお作品っぽいと言えばそれまでなのだけど。絵も綺麗で良かった。

ワルツ 押見修造

女装趣味のある男子生徒と、その趣味を化粧や服をあげることでサポートする女子生徒の物語。40ページと短いながら、このいびつな関係に深みを持たせている作品。

一般的な解釈だと、女装をしている男子生徒を、女子は引いた目で見てしまうだろう。ところが、本作に出てくる女子はなぜか率先して女装をサポートする。それも熱心に。

どうして彼女が女装を手伝うのかや、どうして男子が必死にサポートを受けているのか。こういった点を見ながら読むと、色んな思いが交錯していることが分かってくる。

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